プログラミング学習をするときに必要となる知識はの一つが、命令(めいれい)です。
「命令」って、何だか偉そうだね(笑)
でもね、「命令」がなきゃプログラムは動かないんだよ。
小学生でもわかるように詳しく説明していくから心配しないでね。
命令ってなに?
命令は、プログラムにしてほしい動きを伝えることだよ。
たとえば、「スイッチを入れて」といった、お願いをすることなんだ。
プログラミング言語によって、使える命令(お願い)が決まっていて、得意なこと、苦手なことがあったりするんだよ。
スクラッチやマイクロビットでは、命令は「ブロック」で用意されているよ。
下の写真はパソコンでマイクロビットのプログラミングをしている画面(エディター)だよ。
数を表示
LED画面に表示
アイコンを表示
文字を表示
といった命令があるね。
ほかにも、一時停止、表示を消す、音を鳴らす、無線で送信、といった命令もあるんだよ。
下の写真はパソコンでスクラッチのプログラミングをしている画面(エディター)だよ。
10歩動かす
15度回す
どこかの場所へ行く
x座標を〇、y座標を〇にする
0秒でどこかの場所に行く
90度に向ける
マウスポインターへ向ける
といった命令があるね。
先ほどの、マイクロビットの命令とスクラッチの命令はちょっと違うね。
最初から用意されている命令のことを予約語というんだよ。
予約語については以下の記事で詳しく書いたから読んでみてね。
リンク
命令は自分で作ることもできるんだよ。
だから最初から予約語として用意されていなくても、がっかりしないでね。工夫次第では、いろんなことができるんだ。
そして、いくつもの命令を条件にあわせて変化させることもできるんだよ。
条件については以下の記事で詳しく書いたから読んでみてね。
条件ってなに?小学生でも分かる!プログラミングの基本知識
命令と条件
たとえば、以下のような条件をつくったとするよ
もし、明日晴れたらピクニックに行こう。
でも、もし雨なら家で映画を見よう。
このときの命令は「ピクニックに行こう」と「映画を見よう」だね。
条件式を使うことで、複数の命令を設定することができるんだ。
ほかにも
宿題を1時間やったら
外で45分サッカーをする
そのあとは、おやつを食べる
という命令文を作ることもできるんだよ。
JavaScriptの命令文
マイクロビットで「たまころがし」のプログラムを書いたときのJavaScriptのコードだよ。
色々な英語っぽい文字が並んでいるけど、その中に
change
delete
pause
といった文字があるよね?
changeは英語では「変化する」という意味で、何かを変化させたいときに使うんだよ
deleteは英語で「削除する」という意味で、何かを消したいときに使うんだよ
pauseは英語で「一時停止」という意味で、何かの動きなどを一度止めたいときに使うんだよ
次は、マイクロビットに文字を表示させる命令だよ。
まずはブロック画面
JavaScriptでは下のようになるよ
basic.showString(“AI”)
basic.showString(“hello”)
という部分で、命令文だね。
ここでは、「AI」という文字と、「hello」という文字を表示しているよ。
マイクロビットでは、公式では日本語の文字は表示できないんだけど、拡張機能を使えば半角カタカナを表示させることができるようになるよ。
まとめ
- 命令は、プログラムにしてほしい動きを伝えること
- 言語によって、用意されている命令(お願い)違う
- スクラッチやマイクロビットでは、命令は「ブロック」で用意されている
- 命令は自分でつくることもできる
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